ワキガ手術の手術法による違いを把握しよう

ワキガ手術には切開法・吸引法・マイクロ波治療などがある

ワキガは、毛穴の中にあるアポクリン汗腺という部分が主に原因になります。

ワキガ手術の治療法は、このアポクリン汗腺に対処することがメインとなり、大きく分けて3つのタイプがあります。

ワキガの原因となるアポクリン汗腺を切り取ってしまう切開法と、アポクリン汗腺を目視せずに吸い取ってしまう吸引法、それとアポクリン汗腺に電磁波を照射して破壊を試みるマイクロ波治療法です。

それぞれにメリットとデメリットがあり、選択できることは治療を受ける人にとって大きな利点です。

ワキを人に見せる頻度や、治療を受ける季節、予算や生活スタイル、体質などと相談して、最も適しているものを選ぶと良いでしょう。

切開法の詳細

最もメジャーなワキガ手術である切開法は、2種類に分けられます。

一番用いられているのが反転剪除法と呼ばれるもので、その名の通り脇の下にメスを入れて反転させ、皮下組織の中にあるアポクリン汗腺を取り除いてゆくものです。

もうひとつは稲葉法と呼ばれる手術法です。皮下組織削除器という特殊な器具を切開した部分から入れていき、アポクリン汗腺を含む組織を除去していくものですが、術者の技量に非常に左右されるものなので、反転法と比べるとお目にかかる機会は少ない方です。

切開法の特徴は、アポクリン汗腺を確実に取り除くことができるため、確かな効果が期待できることと、保険が適用可能なので3割負担の費用で済ませられるということが大きいです。

吸引法の詳細

吸引法にも種類がいくつかあります。最も典型的なのはマイクロリムーブ法というもので、数センチの切開部から特殊な吸引機会を差し込んでアポクリン汗腺を破壊し吸い取るものです。

こちらは機器の回転を利用したものですが、同じように機器を使用し、カミソリの要領で切除していくものをクワドラカット法と呼びます。

稲葉法と吸引法を組み合わせたローラークランプ法というものがあります。

皮下組織をこそぎ取るのではなく、表側をローラーで圧迫して、皮下に入れた吸引部でアポクリン汗腺や皮脂腺を吸い取るものです。

吸引法の特徴としては、比較的傷口が小さく済むことです。しかし、保険が利かないため、数十万円の費用が必要になります。

マイクロ波治療法の詳細

マイクロ波治療法は、ビューホットあるいはミラドライという特殊な機械を使用します。

どちらも切開法や吸引法と違い、皮膚にメスを入れることなく照射だけで終わらせられることが特徴で、個人差によって多少のむくみが出ることはありますが、傷跡は残りません。

このマイクロ波を使用した治療法は、皮下のアポクリン汗腺が集まりやすいところに熱エネルギーをぶつけるだけなので、術後の回復が数日単位と非常に短いことが最大のメリットです。

その代わり、特殊な機械を使用する保険適用外ということで、1回の施術に数十万円の費用がかかってしまうことがネックです。